奥日光、秋編

今年の10月は、天候が安定しなかった。日本列島への台風接近回数は、統計をとり始めてからこれまでで最高の回数となったらしい。
そんな中、中旬の3連休だけは秋を実感できる絶好の行楽日和となった。
連休の中日に、久々に奥日光に出かけた。例年なら奥日光の紅葉は、10月20日から27日くらいまでがピーク。やはり少しだけ早かったようだ。
今年は、夏の暑さも影響しているのだろうか、色づきはやや見劣りする感じだが、まずまずの景色ではないかと思う。

奥日光は、世界遺産の日光東照宮の脇を通過して、「いろは48音」に例えられた険しいカーブが連続する “ いろは坂 ” を上った中禅寺湖から戦場ヶ原付近のことをいい、標高は1400㍍ほどある。ちなみに、いろは坂を含む国道120号線は、 “ 日本ロマンチック街道 ” の一部で、群馬県の草津温泉から長野県の軽井沢・小諸・上田までのルートを指す。

今回、その戦場ヶ原から、更に3㌔ほど南西に入った “ 小田代原 ” まで歩く。
この方面への車の乗り入れは禁止されていて、ハイカーだけなので戦場ヶ原の観光客の喧騒が嘘のようだ。その静寂さがよい。

戦場が原~小田代原散策

 

この小田代原には、カメラマンを虜にするスポットがある。
草原に単独で立つ「貴婦人」と呼ばれる1本のシラカバ。季節ごとに訪れるカメラマンも絶えないとのことである。

貴婦人

真っ青な空のもと、少しだけ早いが紅葉の森を上々の気分で歩く。と、そのとき目の前を野生の鹿がすごいスピードで横切った!!
歩いていた人たちは皆、茫然。かなり大きな鹿だった。
この一帯は、鹿が入って来ることが出来ないように防御フェンスが設けられているのだが・・・。

 

7月初めの梅雨明け、猛暑だった8月、9月初めに不漁で超高値だったサンマ、この数年不漁の秋サケ、台風の接近が史上最高の回数となった10月・・・。
地球温暖化を実感として感じる昨今、私たちの仕事もこれまでの常識が通用しなくなってきているように思う。

高木 善行