vol.51

若手社員から学ぶ

現在、入社2~3年目の若手社員を対象とした “ チーフ(主任)候補セミナー ” に関わっています。
課題に真剣に・素直に・柔らかい感性で取り組む受講生の発表に私自身が大いに学ぶ機会となっています。今回、いくつかの事例を通して考えてみたいと思います。

 

週間重点商品全社1位、<メカジキ>

仮説として、前月水産売上が昨比99.8%。チーフに相談して当月は昨比102%目標を確認。どの商品が落ちているかドリルダウン、メカジキがここ2ヶ月比較でダウンしているのでターゲットにした。目標金額は2%アップの20万円。

情報収集と販売計画では、パートさんたちから「血合いが入っていると購入を躊躇する」との意見が多かったので血合いを取って商品化する事にチャレンジ。客層は子供連れや高齢の方が多く、子供連れの方から「離乳食を作るのでメカジキはありますか?」という質問が多いこと、高齢の方からは「骨の無い魚はありますか?」という質問が多いことから、調理見本、レシピ、関連品、コトPOPでエンド平ケースを全面使用してコーナー展開。意識したのは充実した関連品でメカジキ=ムニエルだけでなく、他の様々な食べ方をアピール。お薦めは「メカジキのエビチリソース和え」。試食も好評で、関連のエビチリの素が大好評でした。

途中実績からの修正では、血合いを取り除いて商品化すると歩留りが悪いため、ムニエル粉を入れた商品は定額580円の提供で単価アップと値入確保を意識しました。調理見本は、毎日変わるように7種類の見本を作り、売場を変化させました。週中から週末には、切身以外にもカレー粉やハーブ粉、西京味噌漬など味付けのSKUも増やして、週を通してお客様に「今日もメカジキか」と思わせないことを意識しました。結果、昨比103.7%を達成。

 

週間重点商品全社3位、<スナップエンドウ&アスパラガス>

仮説として、気温も上昇し始めたのでひな祭りのサラダ提案として春野菜の売場拡大を計画した。
「スナップはスジを取るのが面倒」との声を聞き、子供でも出来るように「お母さんのお手伝い」として「スナップのスジ取り」の手順を書いて売場に掲示。

情報収集と販売計画では、国産アスパラはまだ出始めで高値なので、売場は輸入を下段で展開。アスパラベーコン等の試食実施を計画。単品毎に前週1.5~2倍の計画とした。関連販売として、マヨネーズ・ドレッシングを配置。

途中実績からの修正では、週前半で実績が伸びないため、木曜より不揃いアスパラ(国産)を特設展開した。スナップは平台サイド通路側で展開。気温の上昇・ひなまつりに合わせ、サラダ提案を行った。

店長コメントとして、「週間重点商品1位を狙いましたが3位と少し悔しい結果でした。でも、お子さんがお母さんのお手伝いが出来るようにスナップエンドウの下ごしらえについて手書きPOPを作成して売場で配布していました。ちょっとした気遣いが素晴らしいです。興味を持って持ち帰るお客様が多かったです」